【胸オペレポ③】大船T's形成クリニックでの初診

こんにちは。

閲覧ありがとうございます。

 

胸オペレポ3回目、前回の記事では、手術する施設を決めるまでを書いたので、今回はクリニックでの初診までを記事にしたいと思います。

 

 

大船T's形成クリニックに問い合わせ

前回の記事で軽く触れましたが、自分が大船T's形成クリニックでの手術を決めたのは、クリニックへの問い合わせで好印象を持ったからです。

電話で問い合わせて、主に聞いたのは以下の3点

  1. 初診の次の日に手術できるか
  2. 手術の7日後の抜糸を省略できるか
  3. 初診を受ける前に手術の予約ができるか

わがまま言うなよ!って思うかもしれないですけど、遠方からの来院だったので、出来るだけ不都合を緩和できたらなーという問い合わせでした。

 

返答としては

①→不可

【Jクリニック】が手術までは写真でやり取りして…ということが出来るようだったのでいけるかもと思ったんですけど、初診の日に血液検査があり、その結果がわかるのが1週間後なので出来ないとのことでした。というか自分の希望日が金曜日でそもそも前日の木曜日が休診て言われました。笑

 

②→可

遠方の方に限っては抜糸不要の術式に出来るとのことでした。

 

③→不可

これはこの問い合わせ中に知ったんですけど、大船T's形成クリニックはぴったり3ヶ月後までの予約を承っているらしく、自分は付き添いの関係でこの日程しか無理!って感じで、しかも初診に行けるのがその日程まで3ヶ月を切っていたので(1月7日に初診→3月29日に手術希望)、初診まだの状態でとりあえず手術の予約が出来るか聞いてみたんですけど、これは出来ないとのこと。結構コンスタントに手術の予約が入っていると聞いたんで、ちょっと焦りましたね。

まあ手術の3ヶ月前の12月29日から1月4日くらいかな?クリニックが年末年始の休みに入っていて他の方も予約できない状況だったのもあってか予約取れましたが。

 

問い合わせするまで手術は金曜日しかやっていないと思ってたんですけど、週3(2だったかな?)でやっていて、専門医が麻酔を行うのが金曜日とのことです。

あとは性自認関係ないですかーとか、成人してますけど同意書とか何らかの書類いりますかーとか簡単に聞いたけどこの辺は問題なし。性自認関係なく書類もいらない。

 

とまあこんな感じで、全部が全部思い通りだったわけじゃないですけど、なにせクリニックの方が丁寧だったので、ここで手術出来るよう調整しよう!と思いました。

 

 

いざ初診!

年が明けて飛行機と電車でクリニックへ。

クリニックはJR大船駅にあり、羽田空港から電車で50分ほど、駅からは特に迷わず5分ほどで到着できました。

 

クリニックの方たちは電話と同じく好印象。まず個室に通され、問診表に記入しつつ待ちます。

問診表の内容は大体他の病院と変わらず。身長、体重、疾患、飲酒、喫煙習慣など…特殊だったのは【ナベシャツ着用歴】があったことくらい。自分はナベシャツの着用習慣はなかったのでここは0年で。

問診表を見つつ看護師さんとお話。乳腺摘出手術を希望する旨伝えて医師の診察へ。

医師の診察では、問診の次にどういった手術になるかと可能性のあるリスクなどの説明を受けて、エコーで乳腺の状態を確認します。

 

自分の場合、特別なやり取りの1つは心疾患について。

軽い弁膜症と診断されたことがあるので、どこの弁か聞かれましたけど、小学校のときに診断されたので覚えていないと答えたところそれ以上特に何も言われず。

もう1つは手術をしようと思った理由について。いつ頃から手術をしたかったのかとか、どういった性自認で今後戸籍などを変更する予定があるのかなど。

最初の記事の通り、小さい理由の積み重ねで手術を決めたわけで、性自認は女で男になるつもりはなし。決めたのは半年前で暑かったから…とか軽率な印象を与えるだろうしどう話そうかと思ったんですけど、とりあえず姉が乳がんで乳腺を持っていたくないことを伝えてみる。

先生の返答としては、手術は不可逆的なもの。乳腺のすべてを取り除くわけではないし、手術をしたFtM乳がんを患った例もある、乳がんを起こす遺伝子がなかった場合、がんの予防とは関連性がないとのこと。(すみません日本語怪しい)

まあ男性でも乳がんになるしね…にしても確率も下がらないのだろうか…と思いつつ、それだけが理由ではなかったのでそこは特につっこまず。それだけが理由ではないことと、FtXに近くて胸があることには違和感があると伝えたところふむふむといった感じで診察を続けてくださいました。

 

あとこのときにいっっっちばん懸念してたドレーン抜去の痛みについて、『痛む人とそうでない人いるみたいですけど、どう違うんですか?』って聞いたんですけど、痛む人はちょっとした引っかかりだと思うってことで、体型とか特に関係ないとのことでした。

 

診察が終わり再度個室で看護師さんとお話。

実は診察の前に看護師さんに、自分は病院で医師に胸を見せるのが嫌で手術を決めた面もあるので、あまり長い時間服を脱いだままにさせたり必要以上に触ったりしないでほしいと伝えていて、『うちのドクターは絶対そんなことしないですけど、伝えておきます。』と言っていただいていていました。

診察後に『どうでした?うちのドクター』と聞かれたので、嫌な感じ全然しなかったことを伝えると誇らしそうにされてました。クリニックの方が医師を信頼しているっていいですね。

改めて確認されたので手術の意思を伝え、正式な予約、書類記入と詳しいお話。

診察のとき、自分の性自認が女であることに懸念があるように見えたので、書類に記入しながら、『ここのクリニックは自分みたいに性自認男じゃない人が結構来るのかなと思ってたんで、先生の質問にちょっと面食らいました』と話してみたところ、同じように性自認女だったりXでも胸だけとりたいって言う人が結構来られるとのことでした。慎重に考えるように促すけど最終的には本人の意思に従うって感じかな。まあ女なら胸の膨らみを望むはずって考えるほうが性差別な気しますよね。

 

次に手術前日から手術日、その後の診察までの説明。

前日20時以降絶食、当日9時前にクリニックに来て手術、休んで15時ごろ帰宅、次の日ドレーン抜去、1週間後に抜糸、1ヵ月後に診察…あれ?抜糸は省略できるって電話で伺ったんですけど…と聞いたところ、看護師さんもあれ?ってなって、ほとんどの人が1週間後の抜糸をしてその際に診察、1ヵ月後の診察はしなくてもいい場合が多い、電話で対応した方の説明が不十分だったとのこと。

そうなんですか…と言ったところ『抜糸のない術式でいけるか聞いてきます!』と聞きに行ってくださって、抜糸も1ヵ月後の診察もなしで大丈夫になりました。つまり手術日と翌日のドレーン抜去のみで大丈夫だと。めっちゃ助かりました。

 

そして血液検査。注射嫌いすぎて泣いちゃった(笑)ただの採血です。一般的な感覚ではそんな痛くないです。

 

あとは当日の緊急連絡先を伝えて、ちょっと質問して初診終了。

緊急連絡先はパートナーであると伝えたところ、「パートナーさんですね!」と問題なく受け入れてくださいました。

あと手術の注意事項で【金属、アクセサリーはすべて外す】って項目があって、まあ外せと言われれば仕方ないんですが安定していないピアスが2ヶ所あったので、プラスチックはOKか聞いてみたところOKとのことでした。施術中傷口を焼きながら止血するとのことで、金属をつけていると火傷の恐れがあるから外すのだそうです。

 

そして頭金の10万円をお支払いしてクリニックを後にしました。

(頭金は最初振込みでと言われたんですが、その場でも支払い可能とのことで、クレジットが使えたので当日にお支払いしました)

 

こんな感じで初診は終了!

次はどっきどきの手術終了まで記事にしたいと思います!閲覧ありがとうございました!