【胸オペレポ⑤】手術終了~
閲覧ありがとうございます。
前回は手術が終わって支払いしたところまでを記事にしたので、今回はクリニックを出てから次の日の診察~帰宅するまでを書きたいと思います。
ホテルへGO
15:40くらいにクリニックを出たかな?
『外食とかしんどいと思うから買い食いとかで』という看護師さんの指示に従いコンビニで晩御飯等を買い、徒歩5分くらいのホテルへ。
ホテルはここ。
手術を予約したときにクリニックが"一番近いホテルこことここだから自分で予約してね~"って教えてくれた2つのホテルの内、よりクリニックに近いほうだったんですけど、自分で調べてもここが最適という感じでした。
ホテルでもひたすら休息。それしか出来んし。
そしてこのタイミングで遅れていた生理がきました。うける。
術後の感覚としては、前の記事に書きましたが他の経験者の方が言うようにものすごく酷い筋肉痛という感じ。
ドレーンが刺さっていることで寝転がるとひっくり返った虫みたいに起き上がるのに苦労する(ひとりでは起きれないというわけではない)。
加えてバンドの締め付けでだんだん体力が削られていく感じ。
まあでもなんせなんもすることないし出来ないしで(シャワーも浴びれない)しんどかったかな。クリニックでいっぱい寝たから眠くもなくてドレーンとバンドが鈍く痛くて全然寝付けませんでした。
翌日の診察とドレーン抜去
熟睡できず翌日。
ホテルの朝食は上島珈琲店の指定のメニューから選べるプランで、テイクアウトが出来たのでパートナーに部屋まで持ってきてもらいました。
10時に予約していたクリニックへ。
これ、ちょっと失敗したなーって思いました。
手術の予約をしたときに翌日の予約を9時か10時か選ばせてもらえるんですけど、どっちがいいんだろうと思っていたら看護師さんに『ドレーン早く抜きたい人は9時、朝ちょっとでもゆっくりしたい人は10時って感じですね』と言われて、朝ごはんも食べてチェックアウトするわけだしゆっくり出来るほうがいいかと思って10時にしたんですけど、ドレーンと締め付けの不快感が想像以上で、9時にすればよかったと思いました。
ホテルからクリニックまで徒歩5分。診察には30分も掛からず、ホテルのチェックアウトが11時までだったから、チェックアウトせずに9時に診察済まして一度ホテルに戻ることも出来たなーって。
まあどっちがいいかは人によると思うので参考にしてください。
そんなこんなでクリニック到着。
診察台に横になり、看護師さんにバンドを外してもらう。バンドなくなるとかなり楽になりました。
そしてどっきどきのドレーン抜去。
これ、めちゃくちゃびびってたんですよ。
経験者の方のブログでも死ぬほど痛かったって言う人とするする抜けたって言う人いるし、先生に聞いても『引っかかりだと思う、体型とか関係ない』って言われる。対策のしようがないし、自分がどっちに転ぶかわからない。
結果は…
痛くないほうの人でした!よかった…
するする…というか、ぐいーって引っ張られる感覚はあったんですけど、とりあえず無痛でした。
因果関係は保証しませんが一応自分がしたドレーン対策としては、
- 手術前の1週間くらい腕立て伏せをやめる(ドレーンの刺さる部分あたりに筋肉つくので)
- 術後に処方された痛み止めを朝飲む
ですね。
ちなみに自分は身長150cmに満たないし体重も40kgあるかないかの痩せ型です。繰り返しますが因果関係は保証しません。
違う話ですが、自分は脱毛してるんで大丈夫だったんですけど脇毛ある人は剃っといた方がいいと思います。脇の下でドレーンを固定しているテープを剥がすとき脇毛あったらめっちゃ痛いだろうなと思いました。
ここで先生登場。ふんふん、問題なさそうだねーという所感のようです。
昨晩からだんだんと左のみぞおちあたりが痛くなってきてたんですけど、それを話したところよくあることとのことでした。
診察室にパートナーも入ってきてお話。運動や重いものを持つのは2週間くらいは控えて、様子見つつやってってこととか、お酒は明日ぐらいからということとか。
なんか、乳首が、乳頭がこの形だとうんたら~って言ってた気がしますがちょっと忘れました。
看護師さんにさっきまでよりはだいぶゆるいバンドを胸に巻いてもらい、たるみ防止のため1ヶ月は付けることと、ドレーンが刺さっていたところにテープを貼ってもらってそれは2~3日おきに貼り替えるよう注意を受けて、診察はそれで終わり。
受付でその日の分のお支払いをし、クリニックを後に。
なんというか…
クソお世話になりました!!!
という感じ。
とりあえずドレーンと二重巻きバンドがなくなった開放感がすごい。
胸に関しては、もともとBカップだったんでそんなにないと思ってたんですけど、なくなってみるとそれでもあったんだなーと実感しました。服が全く持ち上がらずにすとんと落ちている。
と、そんな事を思いながら、内容にもよると思うけど術後の飛行機は危ないみたいな情報もあったんで昼の新幹線で帰路につきました。
手術の話はここまでになります。
想定外だったので注意!ということと言えば
- 冬は寒すぎるのでカイロ必須
- 腋毛は剃っておく
- 支払方法(クレジットの限度額)に注意
ということでしょうか。
長くお付き合いいただきありがとうございました。
次回からは術後の胸や身体の状態とかをアップしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!
【胸オペレポ④】いざ手術!
閲覧ありがとうございます。
だいぶ間空きましたが、前回は胸オペの初診で手術の予約を取ったところまで記事にしたので、いよいよ手術当日の事を書きたいと思います。
これまでにも何度か紹介していますが、本記事からこのブログを見てくださった方に改めて説明すると、自分は神奈川県の【大船T's形成クリニック】で手術を行いました。
胸オペレポ①~③でこのクリニックに決めたいきさつを記事にしているので、よければご覧ください。
体調を万全に
大船T's形成クリニックでは、手術の2週間前を過ぎると変更・キャンセルが出来なくなり(厳密には出来るけどもう一度頭金払うことになる)、3日前に手術の最終確認の電話が掛かってきます。
(2日前に掛かってきた気がするけど、)最終確認の電話で、前日・当日の注意事項や体調に問題ないかを確認。
自分は体調不良というわけではなかったですがひとつだけ懸念事項がありました。生理がちょっと遅れて手術に被りそうだったんですよね。
ホルモン治療をしている方は手術の前にホルモン投与を中断しないといけないみたいですけど、ホルモン治療をしていない自分はまったく無関係なただの生理遅れ。あんまり意識してるつもりなかったんですけど、やっぱり緊張してたんですかね。
被ったら手術中どうするんだろうと思ったため一応聞いてみたところ、手術中着用するオムツにナプキンをつければOKとのことでした。
あと喫煙習慣のある場合は3日前から禁煙です。吸わんけど。
2度目の大船へ
手術当日は夜行バスで神奈川に行きました。
前泊は付き添いの関係で出来なかったので、時間的に夜行バスが1番適していました。
手術のため前日は20時から水、お茶以外は口に出来ず、0時を過ぎると絶飲食。これが後々空腹とは違う理由で結構辛くなります…。。
7時ごろ大船駅に着き、付き添い者の朝食のためミスドへ。大船駅はチェーンの軽飲食店が充実しています。寒い。
寒い。
寒い。
寒い寒い寒い寒い寒い!!!!!
胸オペ後はバンドを着けますので、夏は避けたほうが楽だと思います。
しかし!
冬はがっつり防寒していきましょう。
絶飲食のため起床から体温を上げられません。ちょっとあったかいはずの店内に入っても歯をがたがたさせて震えていました。あったかい飲み物を持って暖をしのぐ(飲めないから)という…。
夜行バスが到着してからクリニックに入るまで2時間20分。マジで辛かった…。
冬はカイロ必須です。
2度目のクリニックへ
寒さで瀕死になりながら。8時40分、ようやく時間になったのでクリニックへ。クリニックは温かいですが体の芯が冷え切っているので震えが収まるまで時間が掛かりました。
初診のときと同じ部屋に通され、体調や絶飲食を守れているかの確認。初診のとき言われたんですけど、「我慢できなくなってちょっとだけ食べちゃいました~てへぺろ」っていう人がいるんですって。マジで手術中止になるので良い子はやめましょうね。
次に麻酔科医の先生とお話。例に漏れずとてもいい人。そしてこれまた体調や絶飲食を守れているかの確認。呼吸は確保したまま手術するから、生理反応で嘔吐いたりした場合食べ物が逆流して気道がふさがったりするんですって。
ちょっとどんな質問されたか詳しく覚えてないんですけど、これまでに聞かれた内容とそんなに変わらずほぼ問題なし。
「ホルモン治療してますか?」って質問がNoだったのと「車酔いしますか?」って質問がYesだったのが若干ネックだったようで、酔いやすい人は術後気持ち悪くなったりするらしく、それがホルモン治療をしていたら軽いんだとか。
気持ち悪くなりそうだったんで酔い止め?みたいな薬を手術中点滴してくれるらしい。保険効かない手術だから出来るとか言ってたかな。
ちなみにこれも初診のときに聞いたけどこの麻酔科医の先生フリーランスらしい。"すっごい上手な方で10秒くらいで寝られます!"って看護師さんに言われた。ほえ~
診察室に移動して担当の先生とお話。先生から必要なお話は「血液検査特に問題なかったです」ってことのみだそうで、あとは"今回抜糸のない形式でするので、縫合部の外側は接着剤でとめます"って言われたくらいかな。
当日の手術前の流れは以上で、看護師さん→麻酔科医の先生→担当の先生の順でお話という感じ。ちなみに上記は全部付き添いの同伴可能です。
どっきどきの手術台へ
必要なお話が終わり手術の控室へ移動。
控室(休憩室)と手術室は扉一枚隔てたところにあり、手術着を渡され、準備が出来たら手術室の扉開けて出てきてくださいと言われます。
手術着はオムツとズボンのみ。上半身は裸。
どの段階で言われたか忘れたんですけど、尿道カテーテルを入れているので手術中に漏らす心配はなく、オムツを履くのは覚醒したとき"トイレ行かないと!"と焦って漏らしたときのためらしい。
まあ生理反応とはいえ漏らすのは大人として嫌だよね、ってことで念入りに用を足す(控室にトイレあります)。
あ、あとこれもどの段階で言われたか忘れましたが、尿道カテーテルとか人工呼吸器?の抜き差しは全部眠っている間にしてくれるのでその辺の恐怖とか羞恥とか痛みとかはゼロです。
まあそんなこんなで手術室に移動。
実は念入りにトイレ行った+ちょっとビビッて同行者に甘えた…というか駄々こねたりして時間掛かった&声が聞こえたのか心配されて手術室から『大丈夫ですかー?』と声をかけられました。その節はご迷惑をおかけいたしました…
同行者とはここで別れて手術着(上裸)で手術室へ。
まず看護師さんに双方向から胸の写真を撮影され、手術台に座ると先生が登場し、胸の状態を目視で確認、印をつけられて手術台に横になります。
その後は割とリラックスして(なるようになれ精神)目も閉じていたんで周りの気配しか覚えていないですが、看護師さん、麻酔科医の先生が慣れた動きでさくさくと執刀準備を進めていた感じ。
口に呼吸器?をつけられ、腕を圧迫され(細い!って聞こえて針刺す腕を変えてた気がする)、『麻酔入りまーす。眠くなりまーす』と言われて数秒で意識が落ちる…
気がついたら終わってました。
『終わりましたよー!』の声で覚醒。
視線を胸にやってみたところバンドが巻かれているようで詳しい状態はわからず。腕には点滴が繋がっていて、脇の下にドレーンが入っている。
身体の感覚としては、『あー、これが聞いていた全身筋肉痛みたいな痛みか…確かにそれだわ』という感じ。喉は手術中管がささっていたので若干痛む。
とりあえず焦って台から落ちないように…と意識しつつ看護師さんに支えられて台から降り(若干ふらつくけど寝起きですぐ歩いている感覚で特別辛くはない。経験者の方のブログを見ると寒かった人もいるみたいなので個人差あると思います。)、着替えをした休憩室へ。
漏らしたくないので(笑)とりあえずトイレへ。
トイレを済ますとベッドに横にしてもらえて、大きいバスタオル?を掛けてもらい、あったかい休憩室で再び夢の中へ…Zzz
看護師さんがきて『彼女さん、あと30分くらいで戻ってくるみたいですけど、まだ眠いですか?』『あー、眠いっちゃ眠いですねー』というやりとりをしてさらに寝る…Zzz
看護師さんがきて『パートナーさん戻って来てますけど、起きれますか?』と聞かれたので大丈夫と返答する。
しばらくすると先生が来て、胸と出血量を確認し、『ふんふんふん、大丈夫そうだね』と言って退出。
先生が出て行く前に看護師さんと『バンド1枚にしますか?』『2枚で』というやり取りをしていたので、手術当日のバンドが1枚になる場合もあるのかもしれない。自分は2枚でした。
休憩室を出てパートナーと再会。『思ったより元気そうだね』といわれた程度にはいっぱい寝て元気でしたね。
看護師さんに当日の諸注意を聞いて(外食とかしんどいと思うから買い食いで、とか、胸が元と同じかと思うくらい膨らんだら連絡して、など)、緊急連絡先と薬(抗生剤と痛み止めと胃薬)を貰いお支払い。
(開放感でお支払いせずに出そうになりました…その節はすみません…)
と、ここで大トラブル。
支払いは頭金を支払ったときと同じくクレジットで…と思っていたので、いつもどおりの所持金でいたのですが、普段ほとんど大きな買い物をしない自分はクレジットの限度額を低く設定していました。(あまり気にしていないので未だに限度額が不明なんですが、おそらく10万とか)
その日のお支払いは手術費から頭金10万円を差し引いた50万円前後。
全然足りません。
じゃあ2回で…としぶしぶ分割にするもそれでも使えず。手数料も馬鹿にならないのでそれ以上の分割はしたくない。
別のカードを使ってみてもダメ。
クリニックの方に2枚のカードで半々でと提案されたので、『助かります!』と言いつつ提案に乗るもそれでもだめ…笑
どうしよう…すみません最悪パートナーがATMに走りますとか言いつつ"デビットは?"と言う話になり、普段デビット使わんけどこれデビット行けるんかな…と言いつつ試したところ
引き落としできました!
助かった…いやほんとご迷惑をおかけしました…(本日3回目)
と、こんな感じで手術は終了。
次回はクリニックを出てから翌日の診察、帰宅までを書きたいと思います!
閲覧ありがとうございました!
【胸オペレポ③】大船T's形成クリニックでの初診
こんにちは。
閲覧ありがとうございます。
胸オペレポ3回目、前回の記事では、手術する施設を決めるまでを書いたので、今回はクリニックでの初診までを記事にしたいと思います。
大船T's形成クリニックに問い合わせ
前回の記事で軽く触れましたが、自分が大船T's形成クリニックでの手術を決めたのは、クリニックへの問い合わせで好印象を持ったからです。
電話で問い合わせて、主に聞いたのは以下の3点
- 初診の次の日に手術できるか
- 手術の7日後の抜糸を省略できるか
- 初診を受ける前に手術の予約ができるか
わがまま言うなよ!って思うかもしれないですけど、遠方からの来院だったので、出来るだけ不都合を緩和できたらなーという問い合わせでした。
返答としては
①→不可
【Jクリニック】が手術までは写真でやり取りして…ということが出来るようだったのでいけるかもと思ったんですけど、初診の日に血液検査があり、その結果がわかるのが1週間後なので出来ないとのことでした。というか自分の希望日が金曜日でそもそも前日の木曜日が休診て言われました。笑
②→可
遠方の方に限っては抜糸不要の術式に出来るとのことでした。
③→不可
これはこの問い合わせ中に知ったんですけど、大船T's形成クリニックはぴったり3ヶ月後までの予約を承っているらしく、自分は付き添いの関係でこの日程しか無理!って感じで、しかも初診に行けるのがその日程まで3ヶ月を切っていたので(1月7日に初診→3月29日に手術希望)、初診まだの状態でとりあえず手術の予約が出来るか聞いてみたんですけど、これは出来ないとのこと。結構コンスタントに手術の予約が入っていると聞いたんで、ちょっと焦りましたね。
まあ手術の3ヶ月前の12月29日から1月4日くらいかな?クリニックが年末年始の休みに入っていて他の方も予約できない状況だったのもあってか予約取れましたが。
問い合わせするまで手術は金曜日しかやっていないと思ってたんですけど、週3(2だったかな?)でやっていて、専門医が麻酔を行うのが金曜日とのことです。
あとは性自認関係ないですかーとか、成人してますけど同意書とか何らかの書類いりますかーとか簡単に聞いたけどこの辺は問題なし。性自認関係なく書類もいらない。
とまあこんな感じで、全部が全部思い通りだったわけじゃないですけど、なにせクリニックの方が丁寧だったので、ここで手術出来るよう調整しよう!と思いました。
いざ初診!
年が明けて飛行機と電車でクリニックへ。
クリニックはJR大船駅にあり、羽田空港から電車で50分ほど、駅からは特に迷わず5分ほどで到着できました。
クリニックの方たちは電話と同じく好印象。まず個室に通され、問診表に記入しつつ待ちます。
問診表の内容は大体他の病院と変わらず。身長、体重、疾患、飲酒、喫煙習慣など…特殊だったのは【ナベシャツ着用歴】があったことくらい。自分はナベシャツの着用習慣はなかったのでここは0年で。
問診表を見つつ看護師さんとお話。乳腺摘出手術を希望する旨伝えて医師の診察へ。
医師の診察では、問診の次にどういった手術になるかと可能性のあるリスクなどの説明を受けて、エコーで乳腺の状態を確認します。
自分の場合、特別なやり取りの1つは心疾患について。
軽い弁膜症と診断されたことがあるので、どこの弁か聞かれましたけど、小学校のときに診断されたので覚えていないと答えたところそれ以上特に何も言われず。
もう1つは手術をしようと思った理由について。いつ頃から手術をしたかったのかとか、どういった性自認で今後戸籍などを変更する予定があるのかなど。
最初の記事の通り、小さい理由の積み重ねで手術を決めたわけで、性自認は女で男になるつもりはなし。決めたのは半年前で暑かったから…とか軽率な印象を与えるだろうしどう話そうかと思ったんですけど、とりあえず姉が乳がんで乳腺を持っていたくないことを伝えてみる。
先生の返答としては、手術は不可逆的なもの。乳腺のすべてを取り除くわけではないし、手術をしたFtMが乳がんを患った例もある、乳がんを起こす遺伝子がなかった場合、がんの予防とは関連性がないとのこと。(すみません日本語怪しい)
まあ男性でも乳がんになるしね…にしても確率も下がらないのだろうか…と思いつつ、それだけが理由ではなかったのでそこは特につっこまず。それだけが理由ではないことと、FtXに近くて胸があることには違和感があると伝えたところふむふむといった感じで診察を続けてくださいました。
あとこのときにいっっっちばん懸念してたドレーン抜去の痛みについて、『痛む人とそうでない人いるみたいですけど、どう違うんですか?』って聞いたんですけど、痛む人はちょっとした引っかかりだと思うってことで、体型とか特に関係ないとのことでした。
診察が終わり再度個室で看護師さんとお話。
実は診察の前に看護師さんに、自分は病院で医師に胸を見せるのが嫌で手術を決めた面もあるので、あまり長い時間服を脱いだままにさせたり必要以上に触ったりしないでほしいと伝えていて、『うちのドクターは絶対そんなことしないですけど、伝えておきます。』と言っていただいていていました。
診察後に『どうでした?うちのドクター』と聞かれたので、嫌な感じ全然しなかったことを伝えると誇らしそうにされてました。クリニックの方が医師を信頼しているっていいですね。
改めて確認されたので手術の意思を伝え、正式な予約、書類記入と詳しいお話。
診察のとき、自分の性自認が女であることに懸念があるように見えたので、書類に記入しながら、『ここのクリニックは自分みたいに性自認男じゃない人が結構来るのかなと思ってたんで、先生の質問にちょっと面食らいました』と話してみたところ、同じように性自認女だったりXでも胸だけとりたいって言う人が結構来られるとのことでした。慎重に考えるように促すけど最終的には本人の意思に従うって感じかな。まあ女なら胸の膨らみを望むはずって考えるほうが性差別な気しますよね。
次に手術前日から手術日、その後の診察までの説明。
前日20時以降絶食、当日9時前にクリニックに来て手術、休んで15時ごろ帰宅、次の日ドレーン抜去、1週間後に抜糸、1ヵ月後に診察…あれ?抜糸は省略できるって電話で伺ったんですけど…と聞いたところ、看護師さんもあれ?ってなって、ほとんどの人が1週間後の抜糸をしてその際に診察、1ヵ月後の診察はしなくてもいい場合が多い、電話で対応した方の説明が不十分だったとのこと。
そうなんですか…と言ったところ『抜糸のない術式でいけるか聞いてきます!』と聞きに行ってくださって、抜糸も1ヵ月後の診察もなしで大丈夫になりました。つまり手術日と翌日のドレーン抜去のみで大丈夫だと。めっちゃ助かりました。
そして血液検査。注射嫌いすぎて泣いちゃった(笑)ただの採血です。一般的な感覚ではそんな痛くないです。
あとは当日の緊急連絡先を伝えて、ちょっと質問して初診終了。
緊急連絡先はパートナーであると伝えたところ、「パートナーさんですね!」と問題なく受け入れてくださいました。
あと手術の注意事項で【金属、アクセサリーはすべて外す】って項目があって、まあ外せと言われれば仕方ないんですが安定していないピアスが2ヶ所あったので、プラスチックはOKか聞いてみたところOKとのことでした。施術中傷口を焼きながら止血するとのことで、金属をつけていると火傷の恐れがあるから外すのだそうです。
そして頭金の10万円をお支払いしてクリニックを後にしました。
(頭金は最初振込みでと言われたんですが、その場でも支払い可能とのことで、クレジットが使えたので当日にお支払いしました)
こんな感じで初診は終了!
次はどっきどきの手術終了まで記事にしたいと思います!閲覧ありがとうございました!
【胸オペレポ②】手術する施設を決めるまで
こんにちは。
前回の記事では胸オペを決断するに至った経緯を紹介したので、今回はその後の情報収集について書きたいと思います。
前回の記事で紹介したように、自分は神奈川県の【大船T's形成クリニック】で手術をしました。
他に検討した施設は、
です。
※手術に至らなかった理由の紹介も含むため、クリニック名はイニシャルにしています。どのクリニックも日常的に胸オペを行なっている有名クリニックですので、調べたらすぐにわかるかと思います。
国内?海外?保険適用??
胸オペを検討してから決意して手術する施設を決めるまでにしたことは、とにかくあらゆる検索窓に"胸オペ""乳腺摘出手術"と打ち込んで情報収集することです!
情報収集では経験者の方のブログが一番具体的なイメージが湧きやすくてとても役立ちました。
麻酔が痛いとかドレーンが苦痛とか胸オペの失敗とかそういう情報はとりあえず流しつつ、施設選びのために色々調べているうちに見えてきたのは、海外(というか殆どタイ)で手術をするという選択肢が国内と並んでメジャーだということ。
ですけど自分は国内か海外か、という点ではほぼ全く悩むことなく国内を選びました。だって海外行ったことないし怖い…なんなら飛行機もちょっと怖い…しかも初めての海外旅行で観光出来ずベッドの上で過ごすとか辛い…笑
初めての手術なんで、出来る限りの不安は払拭してリラックスして受けたいなと思って。
疑問があったら理解出来るまで質問したいと思いますし、その点はアテンドさんがいれば解消できるのかもしれないですけど、やっぱり気を使う部分あると思いますし、付き添いは気心の知れた人に頼みたいと思いました。
なので全然調べてなくて全く詳しくないですけど、海外のメリットとしては症例数が多くて技術が良い点と、総額にしても費用が抑えられる点のようです。
- ガモンホスピタル
- ヤンヒー国際病院
タイでの手術の場合は殆ど上記2択のようです。
自分が見た感じでは、ガモンホスピタルで手術した方は本当に仕上がりが綺麗です。
ホームページも日本語対応していますし、症例写真も多いので、自分みたく海外に対する不安を重視しなくて、費用を抑えて綺麗に仕上げたい方には本当にいいところなんだと思います。
ちなみに陰茎形成の症例写真もありました。
ガモンの症例写真(乳腺摘出)↓
Mastectomy (Top Surgery) - Kamol Hospital - Thailand Cosmetic & Plastic Surgery
保険適用?
海外という考えは早々に切り捨てて(笑)他に目を引いたのは、"胸オペが保険適用になった"というニュースでした。でもホルモン治療をしていたら適用にならないとか…
自分はホルモン治療してないですし、そりゃ保険効くならありがたいですよね。と思って調べた結果、これも自分には当てはまらないとわかりました。
保険適用の場合はGID治療としての手術になるので、GIDの診断書が必要みたいで。GIDでない自分は保険は適用されないわけですね。
診断書を取ることは出来るんじゃないかと思う。
でもそのために何回もクリニックに通って、事実以上に自分の性別違和を主張して、自分史書いて、それで診断書取れたとしても今度は胸オペのための通院…おっそろしく時間がかかるなって。保険適用での手術何ヶ月も先まで予約埋まってるらしいですしね、しかも嘘を織り交ぜて診断書取ることになるし…
というわけでこれもナシ。
ちなみにホルモン治療をしていたら胸オペが保険適用できないというのは事実のようです。
- ホルモン治療は保険が適用されない
- 保険が適用されない治療と保険適用の治療は併用出来ない(混合治療)
- 混合治療は保険適用出来ないので、ホルモン治療をしていたら胸オペも保険適用出来ない
ということみたいです。
制度の壁なんて言い方しますけど、矛盾しているというか、頭固いですよね。
まあそんな経緯で国内、自費診療での手術に絞り、当初は近場で…と思って、大阪にあるクリニックを検討しました。
【Dクリニック】と【Nクリニック】のどちらか…と思って調べたところ、【Dクリニック】は自分が見た中では料金が最安でした。しかしQ&Aを見たところ、胸オペはFtMのみ可能のようでした。
というわけで【Dクリニック】は選択肢から外れ、もうこれは【Nクリニック】で手術かな…と思ったんですが、これも選択肢から外すことになります。
【Nクリニック】をやめたわけ
【Nクリニック】で手術をするとして、ホームページではわからない点が2つありました。
- GIDでなくとも手術が可能か(診断書は必要か)
- 予防的乳房切除について
ひとつめは見たまんまの意味ですけど、【予防的乳房切除】というのは乳がん予防のために現時点では問題ない乳房を切除する手術で、2013年にアンジェリーナ・ジョリーさんがこの手術を受けたことで話題になり、そのときに自分も関心を持ちました。
前回の記事に記載したように、自分の姉が乳がんを発症しており、乳腺というある意味爆弾を自分の中で飼っていることに不安があったからです。
日本では症例がないのか、術後の胸の状態など詳しいことが調べてもわからなかったのですが、【Nクリニック】ではホームページ に予防的乳房切除の項目があったので、美容目的の乳腺切除と乳がん予防目的の乳房切除、その違いが知りたいと思い、ホームページの無料相談フォームから問い合わせました。
これがそのときのメールの内容↓
ところがこのメールが5日経っても返信がなく、仕事の待ち時間に問い合わせフォームと同じページにある電話番号に掛けたんですね。
そのときのやりとりがこちら↓
N『はい、Nクリニックです。』(だるそうな声)
自分『すみません、○月○日に問い合わせフォームより予防的乳房切除に関する問い合わせをしたんですが、返信がないんですけど。』
N『あー、こちらでは確認できないんで、このお電話でご予約伺います』(だるそうな声)
自分『予約じゃなくて、問い合わせなんですけど』
N『あじゃなくて、問い合わせ…』
自分『いま時間取れないんで、メールで返信お願いしたいんですけど』
N『こちらではメールの確認ができないので~』
自分『いま問い合わせフォームと同じページに記載されていた番号にかけてるんですけど』
N『あはい~』
自分『じゃあどこなら確認できるんですか?』
N『…少々お待ちください』
~長い長い保留(3分はあった)~
N『大変お待たせいたしました。メール確認して返信いたしますので』
自分『そうですか。お願いします。』
そして返ってきたメールがこちら↓
以上!
ないな、って思いました。
確かに医療機関ってサービス業とは違うし、あまり専門的なことを聞くなら一度診察に行くべきだと思いますけど、だったら"医師が無料でお答えいたします。お気軽にご利用ください"って書くのは違うと思うし(どういう質問なら答えれるんだ…)、なによりクリニックの体制として問い合わせに不誠実すぎるだろと。こっちは文章考えて送ったのに、「こちらではわからない」の一点張りで、しようと思えば出来るのに確認しようともしないクリニックを信頼して自分の身体を預けようとは思わなかったわけです。クリニックにとっては日常でもこっちにとっては一大決心で繊細な問題ということを理解して欲しかったです。
件のメールには返信しましたけどね、対応なかったですし。
【大船T's形成クリニック】に決めたわけ
そんなわけで関西での手術は諦めて、改めて全国で探すことに。
こうなると仕上がりの綺麗さを最重視出来るので、またまた検索しまくって経験談や症例を見あさる…。
ここで候補に上がったのが【大船T's形成クリニック】
美容外科だから見た目に対する意識が高い!整形とかの口コミもいい!麻酔痛くなさそう!笑
あと、性自認が《男》でなくても手術を受けられそうでした。
Q&Aに診断書不要と記載がありましたし、ここで手術を受けたFtXの方のブログも拝見したので。
ただ、専門性という観点でいうと東京の【Jクリニック】が優位。【Jクリニック】はGIDが専門で胸オペの症例数も最多だと考えられます。
比較してみたところその他の条件もほぼほぼ変わらず…
症例写真を比較しても大きな差はなく。
じゃあなんで【大船T's形成クリニック】にしたかというと、最後は直感が大きかったです。
まあ見た目を気にしてた分"美容外科"というところに惹かれたのと、上記2施設を比較したと思われる(※名出しじゃなかった)経験者の方のブログで、カウンセリングに両方行って対応が良かったので【大船T's形成クリニック】(おそらく)に決めたという方がいたこと。そしてその方の仕上がりも綺麗だった。
実際自分も電話で問い合わせをしてみたところ驚くほど丁寧でした。
というわけで【大船T's形成クリニック】での手術を決めました。
この後、このクリニックに決めたことについて後悔はひとつもなく、本当にこのクリニックで良かったと思いました。
次回は問い合わせから初診が終わるまでを書きます。
補足:症例写真ですが、経験者の方のブログだけでなく、クリニックのホームページなどで見ることが出来ます。
【大船T's形成クリニック】と【Nクリニック】はホームページより症例写真の閲覧を希望するメールを送れば症例写真のURLを送ってくれます。
【胸オペレポ①】LGBT的自己紹介と胸オペを決めた理由
閲覧ありがとうございます。
BBといいます。
関西在住、歳は20代後半です。
現在自分は乳腺摘出手術(胸オペ)を受けて5ヶ月ほどになります。
胸オペを決めてからは、毎日Twitterで"胸オペ"と入れて検索したり、経験者の方のブログを読んだりして、とにかく情報収集に必死でした。
おかげさまで納得のいく形で手術を終えたので、恩返しのつもりで、これから胸オペを考えている方の参考になるように自分の経験と胸オペ後の経過を記事にしていこうと思います。
手術を行った場所
多分この点が一番気になるだろうなと思うんで最初に書いておきます。
そもそも情報収集の目的の大半はこの"どこで手術を受けるか"を決めることだと思うんですね。少なくとも自分はそうでした。
自分が手術をお願いしたのは、神奈川県の【大船T's形成クリニック】です。
このクリニックに決めた理由や手術までの流れについては後述します。
ちなみに名出しでブログを書くことについては許可いただいてます。
性自認は《女》
この記事を見ていただいている方は、FtMさん、FtXさんとその関係者の方が多いのではないかと思いますが、自分はただの(?)Fです。敢えて言うならLかBです。まあ見た目とか中身はほぼほぼFtXっぽいんですけど、Xとか中性とかって自称する気にはならないんですよね。
なんていうか、LGBTって区分が細かくてややこしく感じてしまって。笑
男、女、で大別されている方が楽だなーって今は思ってるんですよね。
そりゃ昔は自分の性別に反抗したいときもありましたし、男に生まれてたら悩まなくて済んだこともいっぱいあると今でも思うんですけど、自分の【性別】として「中性なんだ!」とは今は思わないわけです。身体=戸籍=性別と認めているというか。
諦めている、とも言えます。
自分は身長が150cmもありません。
本来カッコつけたい人間なんですけど、カッコつかなくて、滑稽で可愛がられてバカにされて。
性別に反抗することに折れちゃった部分があります。
でも、まあそれも含めて。
"女ではない"とはとても思えないし、女でいっかって。
"FtX"って言葉面がね、【女からXへ】なんで、"少なくとも女ではない"って言ってるように思えるんです。
で、女であることを否定するために【女】を定義することになるんじゃないかって。
性別にとらわれたくないのに【女】を定義することはしたくないなーって思ったので、自分は身体=戸籍=性別って考えでいこうと思ったわけです。
もちろん、Xの方を否定する気はありません。
みなさんそれぞれ色んな考えで自分を表す言葉に行き着くと思うんで、全部含めて【多様性】でいいと思います。
と言っても、胸オペする程度には男寄りです!笑
見た目…男!(身長以外!)
恋愛対象…ほぼ女!
服装…男!(て言ってもサイズないからレディースだけど…)
特に服装ね、性差のある服が本当に着れないから冠婚葬祭のときは心底困る。
喪服のスカート、結婚式のドレスなど…
女子制服がダメでバイト2日で辞めたこともあります。
小学校の途中までと高校、大学は女の子の格好してたんです。
むしろ子供の頃はスカートしか履けなくて、でも小学校の行事がズボン指定だったから本当に嫌がりながらズボンで行ったら同級生に好評で、今度スカートが履けなくなって、中学の制服で揉めて、学校にはズボンを認めてもらったけど揉めてる間に不登校になってほとんど中学行かないまま卒業、高校はスカートとスラックス選べたけどなんとなくスカート履く気になって、髪も結構伸びたし結局ほとんどスカート履いてた。
また女物着れるようになれればいいなあ…。
きっかけは『暑い!!』
前置きが長くなってすみません。
あんまりLGBT的自己紹介になってなかったですね。笑
前述の通り自分は(たまに壁にぶつかりつつも)女として生活しているので、別に昔から胸が嫌で嫌でなくなればいいのにって思ってたわけじゃないんですよ。ホルモン治療も戸籍変更もしていないし予定もないです。あ、改名はちょっとしたいかな。笑
胸オペを決めたきっかけは平成最後、2018年の夏のこと。
この年めっっっっっっちゃ暑かったんです、毎日毎日!
この年自分は服装自由の職場で働いていました。
前の年までは制服のある職場だったのであまり気にかけていなかったんですが、ブラジャーが結構透けてたんですよね。
自分の気に入ってるシャツが白だったんで、持ってるブラジャーは全部透けてしまうんです。
なので肌色のブラジャーを買ったんですけど、服とブラジャーのローテーションを調整しないといけないじゃないですか。
なんでこんなことしないといけないんだって話ですよ。出費もあったし、着たい服着たいときに着させてくれよっていう。
中にインナーを着ればいいって言われても、クソ暑いからこれ以上服を着たくない。
そもそもブラジャーが暑い。(ニップレスつけてみたけど汗で剥がれるw)
…胸を取ればいいのでは…?
天声かと思った。
以前FtMの方に手術後の胸を見せてもらったことがあったんです。
『乳輪の下半分を切って、乳腺を摘出するんだよー』
乳腺を摘出して胸を平らにする
そうしたら涼しくなるだけじゃなく、他に抱えている問題もかなり解決することに気付きました。
問題①【ブラジャー】
前述した暑い、透けるに加えて肩こりが結構酷くて。
もうとにかくブラジャーが不快だったのでこれを着けなくて済むようになる。
問題②【病院嫌い】
病院ムリです。
男性医師に胸を見せることが本当に気持ち悪い。
医師によってブラジャーも取って上半身裸で診察受けるように言う人とブラジャー着けたままで聴診器当てるときだけ服をまくる人がいるのが納得いかない。
周りは『自分だって嫌だけど我慢してる』とか、『医者の方はなんとも思ってない』とか言うけれど、だから何?って感じ。
みんな一緒とか相手は気にしてないとかは"自分が嫌"って気持ちをなくす理由にはならない。
でも自分は軽いけど循環器系の疾患があって、いつも健康診断で再検査になるんです。
でも行かなかったりする。
本当は現在の自分の状態が知りたいからちゃんと検査したい気持ちがあるんですけど、心電図とか心臓のエコー検査とかを思い出すとどうしても行きたくない。
だから胸がなくなったら病院に対するハードルが下がるかなって。健康のためですね。
問題③【乳腺痛い】
生理前の女性って精神的、身体的に様々な変化があると思うんですけど、自分の場合はとにかく乳腺が痛むに尽きます。
ピークの時はちょっと圧があっただけで激痛。
自分はすごく寝つきが悪くて、昼間起きてる間はずっと眠くて仕事の休憩時間とか机に突っ伏して寝るんですけど、この時机の角に胸があたって寝れない。
あと、自分の姉が20代後半で乳がんを発症しているんです。
乳がんって遺伝的な要因があるらしくこの乳腺の痛みも左右差あったので検査行きたかったんですけど、病院嫌いでやっぱり行けないっていうね。
乳腺がなくなればこの痛みとおさらば出来て乳がんの恐怖もかなり減るかなと。
(乳がんの検査は結局行って異常なしでした。大阪の【南森町レディースクリニック】というところで、女性医師を選択出来ておすすめです!)
問題④【胸があることへの違和感】
ここにきて気持ち的な話になるんですが、やっぱり"胸がある"ってことに違和感は感じてたんですよね。嫌悪感、まで行かないんですけど。
夏とかお風呂上がりとか、家の中上半身裸で歩きたいんですけど、性的な部分を晒していることがよく思えないとか。
あと机に突っ伏して寝ると喉の奥が詰まるような(身体的な話ではなく)、泣きたくなるようななんとも言えない不快感が昔からあってずっと不思議だったんですけど、性行為の時に同じ状態になったことで気付きました。
あぁ、これ性に対する嫌悪感が胸が圧迫されることで発現してたんだな、って。あれ、いま嫌悪感って言ったな。笑
デメリットは?
もちろん、マイナス面に目を向けなかったわけではありません。
身体にメスを入れる、手術そのもののリスクについては後述するとして、乳腺がなくなって胸が平らになることで発生する問題もあるので、そちらについては以下のように考えました。
①胸の膨らみが欲しくなったらどうするか?
豊胸しようと思いました。笑
②将来子供ができても授乳出来ない
母乳神話にとらわれず、ミルクで育てたらいいかなって。
母乳を与えていると子供がアレルギー体質になりづらいとか言われてますけど最近の研究で無関係だって発表されてますしね。完全ミルクで健康に育ってる人もいっぱいいるし。
③プールとか温泉とか、今後どうするの?
あ、自分タトゥー入ってるんで、既に出禁です。笑
でもタトゥー入ってなかったとして、多分温泉は普通に女湯入ってたかなあ。
プールは…水着着てみて考える。笑
そもそもプールも温泉も好きじゃないんだよね…だからタトゥー入れれたところあるし…。
③はともかくとして、①に関しては胸が嫌だからなくすわけで、②も女性と付き合ってる自分にはまるで予定のないことなんですけど(出産も怖いし)、将来考えが変わるかもしれない。
でもタトゥー入れるとき思ったんですよね。
今やらなかったら、自分はただずっと憧れを抱き続けることになる。後悔するかなんてその時にならなかったらわからないから、後悔しない道を選ぶんじゃなくて、後悔したときどうするのか考えておこうって。
だから自分はタトゥーも消すときのこと考えて貯金してるし、消しやすいように黒だけにしてる(色が入るとレーザーで消えないから、切除になるかもしれないので)。もちろん今のところ消すつもりはないけど。
タトゥーのとき10年くらい考えてこの結論に達した経緯があったので、胸オペのときはやろう!って思うまでが早かったですね。
こうして胸オペを決意し、情報収集に乗り出しました…